胃潰瘍による穿孔
胃潰瘍の症状として、表面に穴が開く、いわゆる穿孔があります。
その場合は、出血と同じように、重度の胃潰瘍と言えます。
胃潰瘍の合併症として、出血や穿孔が考えられるのです。
胃潰瘍そのものは、粘膜を保護する薬を飲むことによって、治療することができます。
しかし、穿孔になると、外科手術が必要になる場合もあります。
一般的に、高齢者の場合、穿孔が多いと言われています。
自覚症状が明確ではないことが、その原因と考えられています。
個人差もありますが、胃潰瘍というものは、自覚症状がないケースもたくさんあります。
人間ドックなどの検査によって、初めて見つかるということもあるのです。
出血をしている場合は、吐血や下血と言った、外から見てわかる症状になります。
しかし、穿孔の場合は、非常に強い腹痛があるだけです。
そのため、内視鏡検査をするまではわからない、ということになります。
穿孔が確認された場合は、入院などをして、早目の処置が必要とされています。
胃潰瘍の診断をする時には、穿孔の有無を確認するために、腹部エコーや胃カメラが一般的です。
それから、穿孔がある時には、バリウムによる胃の透視は絶対に行ってはいけない、とされています。
もちろん穿孔があるということで、かなり症状が重いとわかります。
間違ってバリウムを飲むということはないと考えてよいでしょう。
穿孔に至るまでの間に、かなりの腹痛が続いているはずです。
早目の検査で、胃潰瘍を見つけることが大事なことです。
軽い腹痛やむかつきがある時点で病院にかかれば、穿孔ができると言ったことはほとんどありません。